Samstag, 26. Oktober 2013

マイスターハウス群 Meisterhäuser

バウハウスで教鞭を執った,時代の寵児が住んだ家が公開されています。カンディンスキー/クレー邸,シュレンマー/ムヒェ邸,ファイニンガー/モホリ=ナジ邸。同じ通りに並んで建っています。グロピウス邸もそばにあるんですが,この時は(ずっとそうなのか?)公開されていませんでした。

閉館時間を誤って1時間遅く記憶していた為,だいぶ急いで見学。記録を見返してみても,それぞれの建物の区切りがあやふやになってしまっており,特に2軒目に見学したシュレンマー/ムヒェ邸については本当に自信がありません。
バウハウスと云えば白をベースにポイントカラーを多用するイメージです。見学出来なかったグロピウス邸を除くここの3棟のうち,ファイニンガー/モホリ=ナジ邸以外は逆に白がポイントカラーなのかと思えてしまうほどの色遣い。イメージとしてはリートフェルトのレッドアンドブルーチェアです(…いや,こう言っちゃいけないのかな?リートフェルトが後なのかも知れないなぁ…)。



間違いなく,カンデンスキー/クレー邸





たいていはムヒェ/シュレンマー邸,の筈…




ほぼ確実に,モホイ=ナジ/ファイニンガー邸




私は3邸の中でモホリ=ナジ/ファイニンガー邸がいちばん好きです。スタッフさんは「時間をかけるんならここ(3棟を管轄するスタッフさんは,警備員を除いてカンディンスキー/クレー邸にしかいません)だね。シュレンマーならまだ見どころはあるけど,ファンニンガーは全然面白くないよ」と言っていました。いやいや,ファイニンガー,いちばん美しいじゃないのよ。
殆ど無彩色のモホイ=ナジ/ファイニンガー邸。「バウハウスと云えば色」なる観念でいけば物足りないと思われるのかも知れませんが,この静かな感じはやっぱり素晴らしい。
…と,焦りながらウットリしてここを後にしました。デッサウにはこの他にもバウハウス物件が点在していて,それらを観に出かけた矢先,猛烈な雨が降り始めました。これについては滞在中に申し上げましたが,いやー,さすがに諦めざるをえない勢いでした。

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