Donnerstag, 3. Oktober 2013

ライプツィヒの美術博物館

ライプツィヒにあるうち,私が訪ねた美術博物館を。


グラッシィ博物館
グラッシィなる人物の寄付によって出来た複合美術館で,この中に楽器博物館,工芸美術館,文化人類学博物館が入っていて,どれも観応え十分です。正直私は文化人類学については無関心,どうでもいいけど敷地内にあるからついでに…程度に入館したんですが,びっくりする程楽しかった。食わず嫌いはダメですね。 工芸博物館では実験的な靴デザインの企画展が開催されていました。とんでもない靴のオンパレードでした。













シュタージ博物館
ドイツ民主共和国,いわゆる東ドイツ時代の秘密警察にして諜報機関,シュタージの活動と当時の人々の暮らし?を詳しく説明しています。
1度目のライプツィヒ訪問の事は殆ど憶えていないんですが,ここに来た事だけはよく憶えています。
当時に較べてかなり強化された独語力(当時は赤子並みだったってだけですが)を引っ提げて再訪したものの,この日は立ち止まったら終わりと云うくらいの眠気に襲われており,展示物の解説を殆ど読めずに終わりました…。
ところでこの建物。その昔米軍が接収して使っていた…んだったかな?彼等の肝いりかは知りませんが,内部はほどよくクラシックで素敵です。



現代美術ギャラリー
十分なページ数が確保されたガイドでないと載らなそうな施設です。企画展を担当したキュレーターの感性が客に合わなければどうにも楽しみようがないと云う,現代ものにはありがちな傾向を思い出してしまうようなところでした。好き嫌いが分かれるだろうなー。














造形美術館
観応えある素晴らしい美術館です。大雑把に言えば中世から現代までの絵画,彫刻,オブジェ的な物と…宗教画もあったかな?守備範囲が広い分興味を持てないカテゴリーも当然あったものの,自分の好きな時代の作品が多くて私は大満足しました。
規模もそうですが企画展がまた素晴らしい。私が訪れた時はリヒャルト・ヴァーグナーをフィーチャーした大きな特別展が催されていて,かなりの客の入りがありました。



音楽家の生家/博物館



ライプツィヒと云ったらこの人なんでしょうね。ここの充実ぶりはさすがです。展示そのものが詳しいうえにスマートフォンのようなオーディオガイドは各国語対応。追加料金は要りませんが観光客の場合は旅券を物質に出させられます。アーカイヴでは好きなら何時間でも居られるでしょう。バッハ好きは当然の事,観光アトラクションとしてもマストスポット視されているのが見て取れます。
客は日本人ばっかりです…。 



シューマンがクララと住んだ家
バッハは私の好みには古いんですが,シューマンは好きだなぁ。バッハに較べたらまるで展示物に気合いが入っていないここは,作りこまれていないだけになんだかリアルです。すり減りにすり減って表面がツルツルになったリアルな階段を上ると,ふつうの人たちが普通に暮らす大きさのリアルな展示施設があります。勿論普通の人と云ってもただの人より大きな住まいを使っていたんでしょうが,それでもなんだかつつましく,反感を持つ余地がない…のは私がシューマン好きだからだろうか。
また,現代のリアルライフの一部もここでは垣間見られます。カッキリとした境がないので,歩を進めると隣接した小学校に入ってしまいます。 つなげておくと何かいい事があるんだろうか。夏休み中で小学校には誰もいなかったものの,これでいいのか?とちょっと思ってしまいました。


 
メンデルスゾーンが最晩年を過ごした家
世界的に有名なライプツィヒ・ゲヴァントハウスを育てた(と言っていいであろう)人物の家はゲヴァントハウスに近く,ヨーロッパ人の職住近接意識ここにありとばかりですが,そんな事はどうでもいいとしてメンデルスゾーンですよ。新三大でおなじみの。
 シューマンよりは重視されているのかな,と云った感じの展示内容です。

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