Freitag, 28. Oktober 2011

ソフィアの乗り物

ソフィアの公共交通からは,ブダペストやリーガやヴィリニュス等等のそれと同じにおいがします。
バスとトラムの看板はこっちの世界共通。旧西の各国はここまで統制が取れていなかったように思います…。
総元締,鎌と鎚の国の要人にワイロで取り入ってタイアップ業者になった看板屋が全域のを一手に受注していたのか…この想像は飛躍し過ぎでしょうか(オリガルヒみたいだけど,おそらくは伝統的な手口でしょう)。とにかくこの勢いだと,本当にこのモデルはこっちの世界のどこにでもありそうです。
幼稚なキュビスムっぽい地下鉄のこれは,形こそ違えどプラハのとコンセプトが近い。意匠も東のノリです。さすがだ,と思います。
今日はソフィアの公共交通について,ちょっとばかりの記録とともに申し上げます。






先ずはトラムから。…東のトラム。さもありなんと云うボロさでした。いろんな色のトラムが走っていましたが運行法則は不明。色はバラバラでもボロさは共通。当然今日日のバリアフリー型なんて観ませんでした(導入されているのか?あの様子じゃムリそうだけど…)。
旧型の車両がギシギシ言いながら走っています。このオレンジ色の謎の小箱は検札器で,ベロみたいに出た金具の上に切符を差し込み,ベロを上に押し上げて刻印…だったか穿孔だったか,を自分でします。
このやり方,私は当地で初日に会った親切なお人が私の為に切符を出してくれたのを見て学びました。
だからバスにもこの小箱がついている,って事ですね。
私はこの親切なお人に期間券を買(う為に代わりにしゃべ)ってもらったので,結局その後ベロを押し上げる事はありませんでしたが。


  


地下鉄。この地にあるまじきちゃんとしたインフラです。ホームもそうですが,駅舎(潜ってるけど)や地上との連絡口までもがきれいに整備され,デフォルトイメージとの違いに驚いてしまったものです。
あまりにヒドくてどこよりも先に手をつけたのか,国際イヴェントでも招致する為にここに金をかけたのか,事情はわかりませんが,とにかくきれいになっていました。ただ,始点から終点まで移動したワケではありませんので,全ての駅がこうかはわかりません。
車輛は但し,年季が入ってそうです。ブダペストで走っているのと非常によく似ています。

  

  


バスはここに載せたトラムと同じ配色の物が全域を走っています。町の中ではあまりバスを意識せず,実際に利用する段にいたっては写真なんか撮ってる精神的余裕はなく(イライラの極致)。しかしトラム同様ボロです。古いので,当然老人に優しくありません。1段40㎝はあろうかと云う段差を2度クリアした者でないと乗車出来ません。
舗装が悪いせいか,それなりに揺れます。
うーん記録する価値もない物だと思ったけど,こう云うのを記事にするからにはなんでも撮っておくべきだったな…。




オマケ。パトカー。

5 Kommentare:

ぎゅるてる hat gesagt…

この記事のコメント、なかなか受け付けてくれません。なぜ?

この角ばったトラム、十年前にプラハで乗ったのとよく似ています。西でも少し前まで古い車両を見かけましたが、むしろ丸みを帯びたのが多かったような。ソフィアの地下鉄はメトロなんですね…それに続く「暗号」は解読できませんが。地下鉄の車両もトラム同様まちまちなんでしょうか。1つ目と3つ目の車両を見てRIMOWAのスーツケースを思い浮かべてしまいました。こんな感じの車両、たまにSJでも走っていますよね。

ところで質問なんですが、ソフィアのエスカレーターって速いですか?というのも、エスカレーターの速度って国(都市)によって違いますよね。東京に比べればウィーンでもだいぶ速く感じるんですが、東(ブダペスト、プラハ)に行くとさらなる速さにいつも驚かされます。まぁ、東京の人間はのんびり歩いているからエスカレーターも遅いと解釈できますが、東の人がウィーン人よりそんなに速く歩くとも思えないし、なぜなんだろう。じいちゃん、ばあちゃんでも乗り降りできるんだろうか?

Sei hat gesagt…

時々Bloggerは機嫌を悪くします。
まぁ,機嫌を悪くする頻度は私ほどではありませんから時々ではあるんですが,こんな時は何をしても言う事をきいてくれませんから,諦めて寝かせるか,自分が寝るしかないんです。
すると,次に開いた時には機嫌が直っているんですよ。ね?私よりはタチがいいでしょう?

大昔に申し上げたような気がしますが,いつもはすんなり通してくれているhtmlを急に受け付けなくなったり,色んなヴァージョンのパソコンを使っているせいか編集時期によっては頼んでもいないhtmlを勝手にふって来て記事をメチャクチャにする事も多々。特にVistaとリンゴちゃんで編集した後の惨状がキツい。リンゴちゃんの時はVista時とは違って見た目に変化は発生しないんですが,htmlが別物かと思うほど書き換えられてしまっているので頭痛くなります。

きっと殿下はこう云う時にコメントを入れようとしてくださっていたんでしょうね。

長くなったので本題へのお返事と分けましょう。

Sei hat gesagt…

私は色んなところでトラムに乗り過ぎているからかどこのが角でどこのが丸,と云った傾向を語れませんが,ハバロフスクのはかなりエッジィでしたよ。だけど「だから東は角」と断定出来ないのは,ワルシャワのがそんな事なかったような気がするからで。
もう9年だもんなぁ,ワルシャワ行ってから…今では低床型なんか走らせたりもしてるんでしょうね。

メトロに続く暗号はスタンツィヤ。これはロシア発音ですが,露語と同じであれば意味は「駅」です。この場合そう理解しても間違いではないでしょう。ホント,読めてよかったキリル文字。
メトロのエスカレーターは東京よりは速いかも知れないけど,ムチャなスピートではありません。プラハのは気違いじみてますけど,あれが東の全てとは言い切れませんな。ブダペストでは私自身は速いと思った記憶がないし。

こう云うところにいると思いますよ。バリアフリーなんて甘やかすから老人はますます弱くなるんじゃないかと。車椅子がないと生活出来ないような人が外に出ていないだけなのかも知れないけれど,町を行くかなり年取ってそうな老人でも自らの脚力で段差をこなしてますからね。そんな人ならエスカレーターだってものともしないでしょう。
こう思うのはそれなに若さを保っている者の奢りと言われればそれまでではありますが,寝たきり(いや,"寝かされきり"だ)老人があっと云う間に衰えてしまう事を考えれば,必ずしも間違ってはいないんじゃないかと。

ぎゅるてる hat gesagt…

更新時間を見ると30分も格闘してたみたいです。どうもパソコン相手だと、「おのれ機械の分際で人間様に楯突こうなんざあ百年早いわ!」と言わんばかりに熱くなってなってしまいます。血の通った人に対してはある程度は寛容にもなれるんですが。なるほど、諦めて寝てしまえばよかったんですね。以後そうします。

暗号は駅でしたか。メトロなんとかで地下鉄を意味するとばかり思っていました。言葉はともかく文字だけでも読めたほうがいい…そう思って、先日もお話ししたようにロシア語本に手を伸ばしたんですがぜんぜんダメした。さて、エスカレーターはそれほど速くありませんでしたか。ブダペストもひょっとしたら私の勘違い?プラハとブダペスト、同じような時期に同じような日程で行っているだけに混同している可能性も否定できず…うーん、自信なくなってきたぞ。

いつもウィーンの例で恐縮ですが、杖を突きながらもしっかり歩き席を譲ってもすぐ降りるからと立ち続ける、いまどきの若者よりも健脚のご老人が少なくありません。こうした人たちに外出を促すにはバリアフリーより、むしろ彼らを自然に見守るわれわれ健康な人間の意識が重要に思えます。それがないとわが国みたいに弱者が人目のつかないところに追いやられてしまうんではないかと、そんな気がします。うーん、私って偽善者?(笑)

Sei hat gesagt…

本日はアリガトウございます。
方々からお言葉をいただき幸せに思いますが,調子悪くて夜(日本時間)にいただいたメッセージにお返事する元気がありません。不義理をお許しくだされ…。
このコメントは今日以前に頂戴していたので早いうちに。

私は攻撃型人間ですが,勝ち目のない戦いはしないと云う合理的な側面も併せ持っております(この合理性は私の長所でも短所でもあります)。
コンピュータは確かに人間の産物ではありますが,私が作った物ではないのです。とんでもない頭脳を持った理系の人々の知性の結晶(理系信仰もここまで来ると鬱陶しいか?)。それを殿下は御せるとお思いで??
…今日くらいは恩赦してと言いますか?甘い。

ブダペストも2,3号線のは速かったかも知れません。1号線は高速エスカレーターを導入するまでもない浅さですが,それ以外はそこそこ深いから,私が感じなかっただけで,東京のよりは急いでる…かも知れませんね。
4号線は我が直近の訪問時には建設中でしたから,現時点では語りようがありませんが,果たしてどうなのか。

バリアフリー+高度先進医療と未整備。
どっちが人間(と云うか人体と云うか)にとっていいのか,実際のところはわかりませんね…。殿下はどっちをお選びで?