Freitag, 25. Januar 2013

「ソヴィエトモダン展」及び「ダン・フレイヴィン−ライト」展 Sowjetmoderne 1955-1991 / Dan Flavin – Lights

滞在中に素晴らしい展覧会ふたつに出くわせた事を申し上げましたが,当日はWLAN事情で詳述不能,画像を載せるので精一杯でした。ここで改めて報告させていただきます。


ヴィーン建築センター「ソヴィエトモダン 1955-1991」展

ムゼウムスクヴァルティーアが出来た時から気にしてはいるものの,規模が大きくないので他の展覧会と天秤にかけて諦めてしまう事が多い,センターなんて味気ない名前がついているものの,実態としては博物館です。今期のこの企画展にはどうにも惹かれてしまい,万障繰り合わせてでも!と思ってスケジュールにムリヤリ組み込みました。
かつてソヴィエト連邦に属していた国の面白い建築物をとりあげて文字と写真と,一部映像で解説していました。模型が少ないのは残念でしたが,珍しく図録を買ってしまう程気に入りました。多くは現存していませんが,いかにもな意匠の建物(の紹介)の羅列に至極満足,残っている建物でも実際に観る事は叶わないでしょうから,逆に「この写真をシッカリ観とこう」的な意識が働き,疲れながらも解説を端折る事なくキッチリ読みました。


ルートヴィヒ財団近代美術館「ダン・フレイヴィン ライト」展

ここには今までどう云うワケか脚を運ぶ事がありませんでした。自分が滞在している間に行われている企画展に興味が持てなかったからに他なりませんが,今回ばかりはもう!私が欧州通いを始めたばかりの頃からのファン,ダン・フレイヴィンの名を見つけてしまっては素通りなんて出来ません。 ここでは撮影が許されていたのでグダグダ語る代わりに画像を。








展示物もそうですが,この美術館そのものもカッコいい。重い色の壁と,EVに顕著ですが多用されている強化ガラス,展示室の白い壁,ボワっと白く光る照明のバランスがイイと素人目に思います。ホント,カッコいい。惚れ惚れします。





結局今日の記事,こっちメインになってしまった感があります,私としてはこのふたつの展覧会に優劣はつけられません。物珍しさ,貴重さで言えばより有り難かったのは前者です。フレイヴィンの作品には結構他の美術館でも観られますからね。とは云えここまで大々的な展覧会にはなかなか出くわせないけど。 とにかく,実際にここを訪れた日に思ったとおり,私は本当に「ツイて」ました。嬉しかったなァ。

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