Montag, 14. Januar 2013

ヴィーン中央墓地 Wiener Zentralfriedhof

これからぼちぼち,冬の報告を書きます。ネタが少ない今年はいつものペースでもすぐ撤収しそうな予感…。

夏の報告でブラームスファンになったと申し上げましたが,その流れで,ここに来たくなりました。中央墓地。だいぶ久し振りです。
ここには数々の楽聖の墓(ハリボテ含む)があり,ちょっとした観光名所なんですが,私にとってベートーフェン,モーツァルト,シュトラウス一味は別にありがたい存在ではなく,彼等に群がる観光客を尻目に,ブラームスとシューベルトの墓を探しました。このふたりの墓参が出来ればそれでよかったのです。


ブラームスは偉大な音楽家の筈ですが,墓石はこのように地味で,諸々飾られてはいるものの,立ち止まる者もなく,厚遇されていない印象です。オーストリア出自の音楽家を優先したのだと言うのなら,同じく他国者のベートーフェンは結構な一等地を与えられています。どう云う事だよ。

何年も前はシューベルトのファンでした。今は多少好みが変わってしまいましたが,オーストリア人の音楽家と云ったらやっぱり私にはこの人。墓は不遇な人生を埋め合わせるかのように立派で美しく,なんの関係もない私が勝手に嬉しくなりました。
そしてこれから挑戦?してみたいのがシェーンベルク。この人の墓参もしました。




ここには楽聖以外の著名人も多く眠っています。私が名前を見て判るのは一部の人々のみですが,オーストリア人とおぼしき面々は楽聖なぞ見向きもせず,こっちを眺めていました。墓地中央の大統領集合墓地(もうちょっとイイ表現はないのか…)では結構な人数が立ち止まっていました。





私の好きな建築家や芸術家はここにはあまり葬られていないんですが,ここにある筈のアドルフ・ロースを見つけられなかったのは悔やまれました。まぁ,それは次の機会に。
この兎君の墓石,冗談なのか本気なのか,非常に気になりました。



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