Mittwoch, 10. August 2011

ケルンの学校

ここ数年続けて独語学校に通っていますが,生徒の出身国の傾向は大体決まっていて,最大派閥がスペイン,次点がポーランドかイタリア,あとはバラバラ,と云うところです。
併し今私が在籍しているクラスでは毛色がかなり異なっています。
席順にスイス(仏語圏)1,トルコ1,ロシア1,スペイン1,ラトヴィア1,日本1(私),アメリカ5,メキシコ1,クロアチア1…だったか。スペインこそおさえているけれど,イタリアもポーランドもいないのがかなり意外。そして驚異的なのがこのアメリカ勢です。まぁ交換留学生が各地に派遣される前の語学研修らしいので仕方ないと言えば仕方ないんですが。


因みにここはこの手の者が通う学校として選ばれるようなちゃんとした機関のようで,ドイツでもトップクラスの老舗なんだそうです。去年通った学校もオーストリアではトップクラス(想像での物言い…ヴィーンでは確かにトップクラスと看做されていました。それなら国単位でもトップでしょう)でしたが,当局のやる気の面では足元にも及ばないような…。いっぱしの学校並みに設備や生徒サーヴィスが充実しています。私のようにちょっと来てすぐ帰る者には使いこなせない。もったいない。

そんなワケで,今期は強烈な米語訛りの独語に悩まされそうです。全部つなげてベタっと発音するあのノリを独語にも適用してくるのでたまりません。つなげて美しいのはフランス語だけと思っている私ですから,せめて区切って喋れ!と言いたくなります。

自国の世界文化遺産を3つ紹介すると云うプレゼンを,3日に分けて行っています。文化遺産だと言っているのに,アメリカ勢の殆どが自然遺産を引っ提げてきました。歴史の浅さがこう云うところに出てしまうのか。私は全然困りませんでした。①白川郷②姫路城③平泉,でプレゼンしました。不測の事態に備えてお友達にも意見を募りましたが,結構あるもんです。日本もナカナカやるな。
聴いてて嬉しかったのはリーガ旧市街,「行きたい!」と思ったのは当然ながらバイカル湖と赤の広場。

午後授業は文化活動の足枷になります。それに屈しまいと,今日は授業前にひと施設見学してきました。木曜日は遅くまで開館している施設がある筈なので,明日はどうにかふたつ観たいなぁ。
因みに明日は校外授業…と云うか遠足。ボンに行くそうです。




ゲルマン圏でよく出くわすのが,観て欲しくてやっている素人のパフォーマンスを道行く人がちゃんと観てあげている光景。左の画像,階段の前でゴチャゴチャやってるのはダンサーです。スーツケースを転がす兄チャンにジャマされてしまったけど,この人も観てます。
驚くべきはこのお母さん方。ヒップホップなんて解るのか?このように,守備範囲とはとても思えない人まで観てるんですよ。優しいなぁ,と思います。
日本人はこう云う時に冷たいですよね。私もそのクチですけど。

22時も20分になんなんとしていますが,今日は外気がちょっと高いからか,公共スペースにスモーカーが入って来ません。嬉しいなぁ。

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