Mittwoch, 24. September 2014

スウビツェ Słubice

フランクフルト・アン・デア・オーダーへの数時間の遠足でよもや3記事書くとは,遠足している間は想像もしませんでしたが,初回でも申し上げたとおり,こうして見返すとやっぱり結構記録してました。
3部作の最後,越境した先のポーランドの国境町スウビツェについて今日はお送りします。…とは云うものの,そもそもフランクフルト・アン・デア・オーダーへさえとっさの思いつきで来たくらいですから,スウビツェへの事前知識は皆無。町の名前すら知らずに来ましたが,橋を渡り切ったあたりにデカデカと表示されていたのですぐ判明。フランクフルト・アン・デア・オーダーと同じ雄鶏の紋章を用いるあたり,両都市の結びつきと云うか因縁と云うか…ま,繋がりが見えます。1945年まではフランクフルト・アン・デア・オーダーの一部だったそうなので,いかにも独波国境であります。
この町にあるコレギウム・ポロニクムはフランクフルト・アン・デア・オーダーの欧州大学と連携しているのだと,大嫌いなドイツ魔女が言っていました(大嫌いだけどウソはつかないので正しいのでしょう)。

張り切って渡って来たはいいけれど,渡る行為を楽しみたかっただけですから,ここで何をしたでもなく,ただ中心地っぽいあたりを歩いてきましたが,…うーむ,典型的なポーランドのシケた弱小地方都市。




橋を数分渡っただけで違う国に入れるのは,このへんの人には当たり前の事なんでしょうが,やっぱり私には新鮮な事であり,個人的にはこの「PL」看板が並んだ画が一番のお気に入りだったりします。







案内地図によると,町の中心は川のあたりのようですが,ちょっと気を遣ってそうな短い通りがそれらしく,そんな通りですらさびれ感大。ポーランドではよく見る,ガタついてるのに修繕されずにいるバルコニーとか煤けるにまかせた外壁なんかはここでも健在。これだけ近ければここの人達はドイツの隣町にも行くだろうに,なにも思わないんでしょうか…思っても動けないか。行政が予算の都合で手を付けられずにいるだけかな…。

鉄道駅は遠く離れた場所にあり,なんだか住みにくそうな…。



お,サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼道だ。




ポーランド語ですとこの川はオドラです。オドラ川沿いはドイツ側同様市民の憩いの場とみなされている様子。真下までは降りにくいけれど,ドイツみたいにキッチリ護岸工事されてもいない(ツィーゲンヴェルダー島に行けば自然の川べりを楽しめますが)ので,それがイイと思う向きもあるでしょう。



これが越境橋。名称,調査及ばず…。




欧州連合加盟国同士ですから,渡り切ってもこんな看板があるのみ。ここからまた駅まで歩いて,ベルリンに戻りました。地味ながら楽しんだので,予定を大幅に超過しベルリン入りしました。

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