Donnerstag, 4. September 2014

Tempelhofer Freiheit

ベルリンには現在稼働中の空港がふたつあります。おなじみテーゲルと,私一度も利用した事がないんですがシェーネフェルト。毎年のように供用延期の報が流れるベルリン・ブランデンブルク空港がいずれはこのふたつにとって代わる事になるんでしょうが,ま,いつになるのやら。

ただ,2008年までは実際にはもうひとつ,テンペルホーフも機能していました。ここは私が初めてベルリンに来た時に降りた空港であり,勝手が全くわからず今ほど言葉も達者じゃなかった中必死に町に出た記憶だけあります。今となっては「なんでこれしきの移動で…」と勿論思いますが,その時はものすごくタイヘンな思いをしてどうにか宿にたどり着いたのでした。

それから2008年までの間にベルリンには何度か訪れましたが,いずれもテーゲル空港にしか降りず,気にしてもいなかった間にテンペルホーフはなくなってしまいました。第三帝国のゲルマニア計画の一環として建てられた空港なので,動いている間に行っておくべきだった…この点に関しては悔やんでも悔やみきれません。
…「なくなった」ワケではないんですけどね。見学する方法があるのかは調べませんでしたが,今でも遺構は解体されていません。一縷の望み。

アパートにはベルリン到着と同時に入ったわけではなく,初めの2日はホテルに泊まっていました。その後アパートに移り,諸々を整えて晴れて外の事に欲が出て,最初に行きたくなったのがこのテンペルホーフでした。そして,非常に満足して戻って来ました。




この旧滑走路がとにかくカッコよくて!!


今ここは「テンペルホーフの自由」と呼ばれています。ミュンヒェンにも「ミュンヒェンの自由」なる地下鉄駅がありますが,意味解りません。尤もテンペルホーフの場合はドイツの敗戦後米軍が接収し,その後東西分断の際はこの空港を利用して西ベルリン市民への物資の供給が行われたそうなので,そこらへんと関係があるのかも知れません。
建物がなかった区画はドッグランとかBBQ(ドイツ人の命)場とか単に憩う為の草場だとかに一部加工され,手を付けていない場所は草ぼうぼうで渡り鳥等の保護区とされています。ドイツでは当然の案内板も完備されていて,現在の使途,過去の事等の情報も充実。 滑走路では皆さんが自転車や不思議な乗り物(セグウェイ以外は全く名前がわからない!)に興じています…が,徒歩で乗り込んだ私にそんな楽しみはなく,ひたすら「カッコいい!!」を連発して惚れ惚れしながら歩くのみ。







自分の記録には大幅な偏りがあり,こんなのばっかりですけど,申し上げた通り,ここでは色んな事が出来ます。




やっぱりガイドツアー,ありそう。次は建物内に入りたいぞ。勉強しておこう。

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