Donnerstag, 27. Januar 2011

今年の初詣で Helsingin tuomiokirkko

前回の冬期ヘルシンキ滞在では,初詣で先にウスペンスキー大聖堂を選びました。
当時は「ロシア正教会がどこにでもあるワケではないから」と云う軽薄な理由でここを目指したのですが,この数年で私のロシアに対する興味はかなり強くなり,特に去年は実際にロシアを訪れた事から,感謝の意?を込めてなんとしても入りたかったのですが,なんたる事か閉まっていました。

東京のニコライ堂で講習を受けた私は,今ではウスペンスキー大聖堂をつかまえて考えナシに“ロシア”正教に直結させる事はありません(講習後でもこの大聖堂に関しては悩むところですが)。でもロシアらしいのは正教。開いてないとはなぁ…残念でした。

ガッカリはしたけれど,それならばと気を取り直して前日の晦日行事の中心,ヘルシンキ大聖堂に行く事にしました。ここも私の大好きな施設です。




元々が白亜の建物なんですが,今期はその背景までもが真っ白になり,御覧の通りの美しさ(勿論一切加工していない普通のカラー撮影の結果です)。真っ青な空を背景とした真夏もステキだけど,これまた素晴らしい。

建物内部も抑えた色遣いがストイックな美しさを醸しているのですが,私はここに来ると更に色を消したくなって,いつもモノクロで撮ってしまいます(前のはここに。1枚のみでしたが)。


  



  

1月1日に結婚式が催されていました。私は一時閉鎖直前までいたので,やって来た参列者が目に入りました。式中は盛装しなければならないけれど,その格好のままでは移動出来ません。革靴を手に持って雪靴で現れた紳士,ドレスやらスーツやらの上に着てきた分厚いコートを隅っこに丸める御婦人,スタッフなのか?黒子風の地味なスーツで何やらやっている人,同じく前を開けたつなぎのスキーウェアからロングドレスを覗かせる少女(ドレスのスカート部分はスキーウェアの中でどうなっていたのだろう)等等が集結。ハレの日の防寒対策はタイヘンだなと思いました。





上記「ここ」に貼っている大聖堂内部の説教壇(?),
実はこう云う色をしています。

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