Dienstag, 9. Januar 2007

日本の方が寒い

私は1月8日8時40分に日本に戻って来ております。


日本は寒い!なんでこんなに寒く感じるんだ!!
と,毎年のように悪態をついておりますが,今ではその理由もわかっています。


1 ヨーロッパでは万全の防寒対策をしている。
2 ヨーロッパの室内はどこも暖かく,建物に入ってしまえばあとは快適。朝,寒くて寝床から出られないなんて事もない。
3 寒さの質が違う。日本の寒さは湿りっ気を帯びた粘着質な感じ(実際には乾燥していても,この粘着な底意地の悪さが身を切るようにキツい)。
  ヨーロッパのそれは雪が降る日でも不愉快ではない。

だから,いくら外気温がヨーロッパより高くても,日本は日本で寒いワケですよ,私には。
だってオオゲサでしょう?たかが関東でビバンダム君か羽根布団みたいなダウンって…。私のダウン,最強ですから。

因みに私がいた年越しの頃,ヨーロッパでは相当な暖冬。去年は雪が降ったのに,今年は全然。ヴィーンでは1日くらい「寒いなぁ」と思った日があったものの,後は殆ど暖かい日で拍子抜け(ヴィーンはアルプスの気配を背中に感じる都市ですから,緯度で考えるよりも寒いのです)。それでもストックホルムはここよりは寒かろうと期待しての入りではあったけれど,ここでさえ氷点下を記録しない。出発前から調査し,またヴィーンでも毎日欧州天気予報でチェックしていたとおり,毎日4度,5度で当たり前でした。10年前に来た時は排水管から出かかった水がそのまんま凍っていたというのに。現地の人は軽装してもいました。一方で毛皮女も。ベベが動物愛護に狂ってフランスを出てスウェーデンに移ろうかと言ったと聞いた事があったから,あれを見てガッカリしました(でもスウェーデンでは毛皮用ミンクを養殖しているとか…)。話しているのは聞こえなかったんで本当にスウェーデン人だったかは不明です。ロシア人観光客だと思いたい。

ティールギャラリー(ここ,私には最高です。好きな時代の作品が一同に会していて感激でした)の受付お姉さん(30代後半くらいかな)が言っていました。今年は観光客が多いなぁって。どうしてかと問うたら,暖冬だからじゃないかなぁと返された。いつもはマイナスでしょ?と問うとそうそう,ですと(このお姉さんにはラーションスポットを問い合わせたのですが,国立美術館以外だと各地に少しずつ散らばっていて,全ての作品を観るのは難しいそうです。フェルメールのようには行きません。残念)。

霜も降りるし,水たまりは凍るけれど,夜に降った雨が翌朝積もる事はなく,雪のストックホルムと云う私の希望は完全に叶いませんでした。スコーグスシュルコゴーデンが真っ白だと素晴らしかったろうに。


それでは,引き続きストックホルムネタの続きをお楽しみください。

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