Sonntag, 9. August 2009

スカンセン Skansen

本日,ホテルを替えました。
昨日チェックインしたホテルは私の期待と違った物でした。私はどの町に行っても中央(ヴィーンの場合は西)駅至近のデザイン物件主義なんですが,今年は転居して金を使い過ぎているので自粛し,多少中央から離れていても地下鉄が近ければヨシとし,その中でステキそうな所を探したのです。
予約の際に参考にしたのは地図と写真ですが,路線情報のない地図を見たから最寄の地下鉄駅まで600メートルもあるなんてわからなかったし(バス停は真横ですが,そのバスは本数が少ないのです),ホテルの提供する写真は私を騙す物だったんです。リッパなベッドフレームは写真の通りではありましたが他はダメダメ。家具の建て付けはサイアクだし,ベッドのサイドテーブルは引き出しが抜けている。そう云うところは当然写さないワケですよ。オープンして2年のホテルなのに設備は古くて水周りがカビくさい。ワインの商売で使っていた建物を転用したようなんですが,リノヴェーションは歓迎ですけど,やるなら徹底しろよ。

私は色々とガッカリし,熟慮の末,引っ越しをする事にしました。
引っ越し先もまぁ看板に偽りあり…じゃないや看板の情報不足で,不満はたくさんありますが,立地はバッチリです。地下鉄至近だし,中央駅から歩く事も出来る。何かするにはベンリです。狭くはなりましたが,どっちにしても気に入らないんだからそれなら立地を取ろうと。

そんなワケで,今日の午後からストックホルムでの行動を開始。今回3度目のストックホルム滞在ですが,今までの2回がいずれも冬だった為,私はここ一番と言ってもいいであろう観光スポットのスカンセンを知りませんでした。
初めて冬以外の季節にストックホルムに来られたので,行ってみる事にしました。

スカンセンは時代村にして自然動物園(料金がかかるが水族館も付属)と云った施設で,往年のスウェーデンを再現した建物の中にはその時代の服装をしたスタッフが待機しています。これにソックリな物を私は観た事があります。オスロのノルウェー民俗博物館です(拙著御覧ください)。ただ,オスロの施設に動物はいなかったように記憶しています。
とにかくドイツ語はよく聞こえて来ましたが,圧倒的に多かったのはスウェーデン人でした。ただの外国人向け観光スポットじゃないんですね。複数のスウェーデン人からここを勧められましたが,そう云う事だったのか。皆さん自分で訪れて,その結果として勧めてくれたんですね。
その立地条件から,スカンセンからは嘗て訪れたカクネス塔グローベンが見えます。






  



  

  



  

  



  


上段までの画像に動物君を盛り込んでおりますが,スカンセンでは北国の動物を展示しています。一見普通の家畜君のようですが,この地域の特有種っぽい扱 い。展示設定はもっと多種に亘っているんですが,種ごとのブースがゆったりし過ぎていて,彼等が人間から見えなくなる事が非常に多いんです。つまり,隠れ 場所が充実してるんですね。まぁ,こちらとしては寂しいところですが,そう云うところも設けてあげるのが人間の仕事でもあるでしょう。
そんなワケで断念した動物君はかなり多かったんですが,完全に丸出しだったこのクマ母子。
兄弟が超カワイイ!!ここに載せる画像,兄弟の表情の愛らしさよりも活発さをとりました。お母チャン,かなり忙しそうでした。子供が自ら遊びに行ってしまうと疲れた風で地べたにベッタリ横になり。ちょっとは休ませろよ,ってな表情に見て取れました。
でも兄弟との距離が離れるとある程度近くまで移動して,そこでグッタリ。動物の親って見てるとホントに和む。自然の摂理の範囲内で,少しでも長くああしていられるといいなぁと思う(動物園って時点で自然ではないが)。動物の母子像,大好きです。



  

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